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ハイビジョン化に移行と同時に気になっていた事が「水平のとりかた」です。今回メインで使用するハイビジョンカメラ「Panasonic AG-HMC155」はかなりの広角で撮影する事が出来、またハイビジョンの高精細な映像もあり、映像の水平に気を使わないといけない事がわかっていました。ご結婚式のビデオ撮影はリアルタイムで撮影の内容が進み、カメラのセッティングにあまり時間をかける事ができません。じっくりと安定した映像が必要な場合はもちろん三脚を使用しますが、手持ちでの機動力を生かした撮影が多くなります。そこでの水平が非常にシビア。特に私は「ローアングル」や「ハイアングル」もしくは「横飛び出しアングル」?(カメラポジションが取りにくい場合、カメラ自体を体の横に突き出して撮影するカットもあります)など変則的なポジションを多く好みますので、カメラのモニターだけではなかなか正確な水平を取りにくい事があります。

「プロなんだから」とのお言葉も有りそうですが、これはこの小型カメラに関してはまず不可能だと考えています。

と、ビデオカタログを見ているとSONYの業務用ハイビジョンカメラ「HVR-Z7J」には「カメラ水準器」という機能がついていて、モニター内に水準器が表示できる!これはいい機能だな、やっぱり高画質になるとそういう機能が必要になるんだな、と考えていました(うらやましい)。

他に何かいい備品はないか?そこで、写真カメラ用のアイテムにいい物を発見しました。それがベルボンのデジタル水準器「Action Level」です。

このいいところは、まず「デジタルで水平がとれる」ということ。表示はREDライトが傾いている方向に移動するというシンプルなものですが、このREDが大切。ご披露宴の会場は大体暗めの照明ですので、普通の気泡が入ったタイプの水準器では見えなくなってしまいます。

もう一つのいいところは細かな調整が可能という事。カメラのホットシューに取り付けて、水平を決め、簡単なボタン操作でその状態を水平とメモリーさせる事が出来ます。また、傾きに対する検出精度も選べます。あとはすごく軽いので、カメラに取り付けても全く重みを感じません。

最近の特にお気に入り機器です。写真カメラ用のようですが、一般の小型ビデオカメラに付けてもすごく役に立ちますのでいかがでしょうか?結婚式でREDがちかちか光っているカメラマンを見たらそれは私です。

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