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最近はこんな本を読んでます。

映画館のつくり方

妻からは「マジか?」とビビられましたが、いや、本気で映画館を作りたいわけじゃないんですが、映画好きとしては興味ありますよね。「映画人の夢」でもある映画館のオーナー。でも読んでいくとその夢が辛いものに少しづつ変わっていくんですよね。ご存知のように、今は映画制作会社の影響下にある「シネコン」が幅を利かせ、フィルムの配給などにおいて圧倒的にミニシアターは商業的に不利な状況にあります。そんな中で昔から続く「単館」、「ミニシアター」の苦戦が延々と書かれています。「いや、映画館の作り方じゃないの??」と問いたくなりますが、これがリアルな現状なんでしょう。中には「ミニシアターをするには腹をくくれるか?」などおよそオススメしない表現もちらほら出てき始めます。

映画館離れが進む地方の都市、その小さな劇場で順調な経営を続けていくのはとても難しいことでしょう。私も地方の撮影に行くときは、シネコンではなく、小さな昔ながらの劇場に行って映画を見るのが楽しみだったりします。でも、それはやはり、その映画館しかやっていない映画を見るということではなく、シネコンではない「昔の映画館のノスタルジーを楽しむ」という意味が強いんでしょう。

そんな中でのミニシアターの意味って?大きな劇場では流せない、商業的に難しい、でも映画的に優れているものを上映する。そう言ったプログラムの組み方で差別化を行い、ソムリエのように未知の掘り出し物を勧め、あたらな魅力に気づかせてくれる。でも、それってネットの方が相性がいいんじゃないかな?ほら、今は服でもネットでコーディネートを任せられる時代だし。

月額1000円でストリーミング映画見放題。そしてその人の好みから自動でリコメンドもしてくれるこのご時世。映画館に行く意味って?そんな話につながっていきます。

自宅で家族で、一人で見るのではなくて、映画館に行って見る意味ってなんでしょう?

まさに今、スマホムービーや、果てはVRコンテンツなど、どんどん映像は個人へフォーカスしています。個人で見るときはVRグラスの中、そして多くの人と共有・共感するときはライブや大きくて最新設備のシネコンへ。こうやって、コンテンツの視聴体験は両極化が進むのでしょうか?ではその中間にあるミニシアターは?

この本を読んで思ったことは、甘いノスタルジーに浸って本質を見失うことがないように。ということ。ノスタルジーは美しく、豊かなものです。でもそこに浸り過ぎることなく、本来の根源的な目的を見失います。目的を見失わず時代に合わせて柔軟に形を変えること。

自分はなぜウェディングムービーを撮っているんだろう?と。

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