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私は映像を職業にしているにもかかわらず、割と映像の「機器」自体、カメラにはあまり興味が薄く、最新の機材などもあまりピンとこない面があるんですが、そんな最近のビデオカメラで注目される技術に、「ボディ内手ぶれ補正」という技術があります。

今までですと民生用のカメラでも、レンズの中で映像の手ぶれを抑える機能を持っていたんですが、最近はその機能をカメラのボディの中に収めることにより、手ぶれ補正機能が付いていなかったレンズでの手ぶれ補正をも可能にします。単焦点のオールドレンズなんかに手ぶれ補正を効かせることができるんですね。すごい進化だ。

この「手ぶれ補正」って機能、本当に進化が凄まじくて、最近の家庭用のビデオカメラでも遠ーーーくの子供達をビシッとブレなく捉えることができるんです。

でもね、この「手ぶれ補正」がちょっと厄介で。。。

よくご披露宴でもビデオカメラを持って、撮影をしているおじさまがいらっしゃるんですけど、この便利な機能の弊害として、「動かない」ってことがでてきちゃうんですよね。ズームでどこまでも追えてしまう。だから遠くから被写体をずっと撮れてしまうんです。これってプロの人から見るとナンセンスですよね?でも普通の方は焦点距離による画角の違いなど、あまり興味がなく、あくまで、「簡単に遠くのものが手ぶれなしで撮れる」ってことが意味があることになってしまいがちです。

だから動かない。

さらに、望遠のみを使っていると視点の「高低」も失われてしまいます。あ〜、このシーン、もっとぐっと寄って下からあおったらもっと臨場感出るのに、と現場で感じたりします。あとはどうしても「寄る寄らない」では音声の質が違いますし、望遠のみだと(特に記録的な内容だと)音質的に疎外感が出てしますよね。外から眺めているだけ、「内」に入っていない感じ。

ご家庭で手ぶれ補正が強力なビデオカメラをお使いの方、もし可能であれば、

「手ぶれ補正はありでもいいから、ズームは無しで」撮影してみませんか?きっと今までとは違うリアルで躍動的な雰囲気が切り取れると思いますよ。(走り回って疲れますけど)

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