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人が見えない位の暗さ

お客様に時々ご質問いただく内容に「ここ暗いんですけど大丈夫ですか?(ちゃんと写りますか?)」というものがあります。

そうですよね、携帯のカメラとか少し前の民生機とかではちょっと薄暗い場所だと「真っ暗で何にも映んない」なんで状況もよくあります。でも、大丈夫ですよ。ちゃんと写ります。そうですね、人間が目で見える以上に写ります。

今のビデオカメラはそのセンサーが大きく進化していて、ほとんど人間が目を凝らしても見えない暗所まで写すことができるんですよ。ゲインと呼ぶんですが、その値を上げれば上げるほどノイズはのってしまいますけれど、ほとんどの暗がりでは問題ないくらい。

でも、人が見えない位の暗さって、ビデオで撮る必要あります?

これよく考えるんですけど、その場でみんなが見えない暗部の映像を撮って見せることって自然ではないですよね?何か特殊な撮影、森林の動物の撮影とかはいいでしょうけど、リアルなドラマの場を語るときにその映像は少し特殊すぎて、私は違和感があります。ご結婚式では映像のスクリーン上映などのときに会場を暗くしますよね?その時のゲストの方々のご表情、うっすら目視できるときは撮影させて頂きます(同じような暗さで)。でも、目でも見えない時って、ビデオでその暗がりを「暗視」する必要あるんでしょうか?なんて言うか。。。下品ですよね。粋じゃないと言うか。。

笑い話じゃないですけど、暗がりってみなさん結構油断されてるお顔していますよ笑。そんなの「盗み見」のような気がしちゃうんですよね。だから「目で見えないところは撮らない」。そしてそれは、「ただ単にお顔を撮ればいいってことじゃない」という考えにも繋がってます。映像って、明るいところも暗いところも、それぞれ適正に「見えるように」撮ればいいわけではなくて、明るくて飛んでいても、暗くてシルエットだけであっても、それは表現の一つであってそのまま活かすこともあります。まさに「記録映像」のように全てをただ撮ればいいわけではないと思ってます。

見えるところと見えないところ。必要以上の作り込みはドキュメンタリーでは適さないと思います。それは明るさや暗さなどの見た目にも言える事じゃないかなと。

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