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ご無沙汰しております。もうすっかり季節は暑くなってきましたね、そろそろウェディングの撮影シーンもハードな季節が始まりそうです。

さて今日は以前撮影させていただいたエンドロールの1日の風景をご紹介させていただきます。

ここ数週間、なぜか最近少なかったエンドロールの撮影のお願いが多く、久しぶりにエンドロールムービーの撮影の楽しさを味あわせていただきました。やっぱり映像を撮影するって楽しい。お客様のご依頼でお仕事をさせていただく形となりますが、「映像を撮らせてもらっている」と言う感覚。これはやっぱり仕事としてではなく、好きでやっているからかなあ、と再認識する時でもあります。

さてこの日は、お客様からエンドロールBGMのご指定がありました。まずはそのBGMを聞き込み、お客様がイメージされている風景というものを感覚として持つようにしています。例えば、当日の雰囲気はそのようなものにならなかったとしても、お客様の希望とされているイメージを大切に、できる限りその映像のイメージと、BGMが最高の形で組み合わされる事を期待します。

この日のBGMのご希望はbacknumber『瞬き』と言う曲。自分はあまり聞いたことのない曲でしたが、聞き込んでいくと、本当にご結婚式のBGMとしてはぴったりな静かだけど温かみのある素晴らしい曲です。

橋から望む神楽坂

本当はこのBGM付きのムービーをお見せできればいいんですが、ライセンスの関係でウェブ掲載は難しいので静止画だけでも少し載せさせていただきます。

この曲から感じる雰囲気としては、ビジュアル的にはそんなにくっきりした印象ではなく、優しく、温かみのある雰囲気が欲しかったので、全編通してブラックプロミストフィルタをつけ、グレーディングでは、暗部を持ち上げて柔らかい雰囲気を出しています。

お二人が会場に到着してから受付等の装飾の準備をされるんですが、事前に新婦様からここで新郎様へのサプライズとしてお手紙を渡すと言うことを聞いていました。

サプライズの撮影はなかなか難しいことが多いんですが、そのタイミングや内容などをしっかりと事前にお伺いしていたので、的確におさめる事ができました。(サプライズはカメラの振り方によってもばれちゃう可能性がありますし、何か期待して待っているぞって言う感覚が変な雰囲気を出しちゃう事もあるのですごく難しいんですよね)

曲の構成と合わせ、こちらのサプライズのシーンは後半にもってきましたが、とても素敵なシーンになりました。

エンドロールには限界がある。

たった1日の間に撮影をして、その場で編集を行う。そんなスタイルにはやはり物語を作る工程においては限界がある。そんなことも感じていましたが、やり方によっては、その日しかない特別な瞬間を抑えることによって、皆様に「ストーリー」を感じていただける映像を作ることができるんだなと感じます。

ただ、その場にあることをうわべだけ撮るんじゃない。

もっと二人に寄り添う。

そんなことを強く感じ、再認識させられた撮影でした。

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