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新しいサンプルを掲載させて頂きました。挙式のリハーサルが終わり、お父さんお母さんと一緒の待合室から始まります。「もうそんな時間!?」こんな緊張のシーンや雰囲気はなかなか撮影させてもらうことが難しいです。

というのは、条件としてこのお部屋が少し狭い。そこに映像カメラマンとお写真のカメラマンが入り、同時ににレンズを向ける。そういった状況で緊張しないわけないですよね。

緊張はしなくとも、「撮られている」という意識は心のどこかにきっとあると思うんです。

少し作ってしまう。「自然な表情を撮りたい」といつも思っていますが、やはり「レンズ」を向けるという行為は対象のプライバシーに踏み込む行為に変わりなく、それを如何にして最小限にするかということを常に意識しています。

目立たず、笑顔で、存在感を消す。。。お二人と仲良くなりすぎるのも「自然」ではないので、程よい距離感で。すごく難しいです。

ゲストの方に「勝手に撮らないでよ」と半分冗談、半分真剣に怒られた事もあります。またある時は「ビデオ撮影です」と軽くご挨拶をしてから撮ると、「そう言って撮られると緊張するよ、わからない様に撮ってくれなきゃ」とも叱られます。レンズと被写体の関係って難しい。でもそこがドキュメントの輝く瞬間だと。

北野クラブSola にて
撮影/編集:石井 誠

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