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音楽、そして「言葉」の力

映画って「総合芸術だ」というような話を生意気に以前していましたが、その要素の中で一番心揺さぶられるモノってなんだろう、って考えると、自分はどうしても「音楽」に負けてしまいます。

「映像(絵)」、「物語(ストーリー)」、「美術(景観)」、「音楽」。この要素の中で、あなたはどの力を一番信じますか?

絵画が好きな人なら「映像」かな?小説な好きな人なら「物語」かな?どれが一番ということではなく、それぞれに力を発揮して、それぞれを補うように一つの作品の感動を作り上げいくものだと思うんですけど、どんなにそれらを努力し、工夫しても「音楽」には敵わないなと思うときがあるんです。

映画を見ていたり、映像を編集していても。

「音楽」は直接心に響きます。それはまさに心を震わすんです。絵画を見てイメージする、物語を聞いて思考する、そんな間接的なものをすっ飛ばして、心に直接届くんですね。映像の力は信じているけれど、音楽の力にはかなわないと。だから映像のBGMにもこだわります。お二人のお人柄、その場のイメージ、それまでのストーリーも含めて、どんな音楽がふさわしいのか?この選定に結構時間をかけています。

音楽をやっている人には敬服するばかり。映像では敵いませんよ。

もう一つ、最近強く思うことは、音楽と同じく「人の声」にもすごく力があるんだなと。それはお二人のお支度中のちょっとした会話だったり、人間の何気ない一言、その声のリズムや言い回し、音の響きに、様々なお気持ちが現れていて、言葉だけですごい感動する瞬間があるんです。やっぱり人の素直な「言葉」には音楽に共通する力があるように思えてなりません。

ドキュメンタリーはまさにそのような「自然な言葉」を追っていくことが求められ、その積み重ねで物語を語ります。「自然なお言葉」、そこにしか生まれない貴重な瞬間。どんなにそれがかけがいの無いものか。そんなことを意識してドキュメンタリー撮影を行なっていきたいですね。

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