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ご結婚式の撮影では、私のような個人の映像撮影業者は会場様にとっては部外者です。「お邪魔させていただいている」という意識のなか、多くの会場様にお世話になってきましたが、やはり撮影時にはその関係性が、最終的な映像のクオリティをかなり左右します。

そりゃそうですよね、どこの骨ともわからない人間が新郎新婦の周りでうろちょろしていたら、お二人のことを思うご担当者であれば心配になって当然だと思います。

そんな時お客様によく言っているんですが、「ぜひうちの良さをご担当者さんに話してみてください」と。

会場様も新郎新婦様から選ばれる立場、そのお客様がこだわって選んだ業者であることが伝われば、きっとご担当者様もわかっていただけます。もちろん、ただ「会場のビデオより費用を抑えたくて格安の業者を」なんて理由であれば反対されるでしょうね。でもクオリティに惚れて選んだのであれば、それを否定する会場様はそもそも信頼を失うのではないかと。

「お客様により良いものを」こんな基準で考えていたらダメですかね?

現場のご担当者さんと仲良くなる

だいたいプランナーさんはわかっていただけるんです。でも現場のメイクさんやキャプテンさんにまでそれが伝わることは希ですので、やはりその場で信頼していただくしか方法しかない。

できる写真とか映像のカメラマンはその「動き」でわかっていただけるようです。また、コミュニケーションも大切。この辺、とても上手なフォトカメラマンさんいらっしゃいます!細かな点で現場のご担当者さんと言葉を交わし、信頼を得てゆく。普通のことですが、技術に集中する映像カメラマンに苦手なタイプが多いように思いますので、他人事ではなく努力の継続が必要ですね。

経験は重要

現場のコミュニケーションで信頼を得る。そしてその会場の独特のルールや知りえない情報を得る。こんなことも重要です。外部カメラマンって、結構気を使うでしょ?笑

ただし、現場のご担当者さんも当日は忙しいので、あまりかまってくれない。そんな時はやはり経験が大切ですね。経験。本当に大切です。最近つくづくそう思います。ただ「現場のルールを知ってミスがなくなる」ということではなくて、もっと積極的に「現場のルール以外のクリエイティブに集中出来る」ということ。人間にできることは限られていますから、現場では考えなくても動ける、頭の空きメモリを少しでも多くしておくことは重要です。

そこで、こんな現場の知識知ってます?

「左回りの法則」

これはウェディングに限ったことじゃないんですが、人間は時計と反対回り、左回りに周る習性があるということ。

ある県警がひったくり犯の行動パターンを分析してみ たら、8割が左折して逃走することがわかり、それに基づいて警察官の配置を逃走方向の左側にシ フトさせたら、検挙率が前年同期と比べて約6割アップした
出典 左回りの法則 

これはスーパーやコンビニのレイアウト、陸上トラックのライン、遊園地などの施設でも利用されているとか。理由は人間の身体構造からとか、諸説あるようですが、これ、本当です。

例えば、ご披露宴の入場時、はっきりとお二人の入場する動線(テーブルをどう通って行くか?)が指示頂けなかった場合、多くの場合が左回りです。他にも、ご友人の余興などでも、動き回る人の後をカメラで追ったりする時、「先を読む」ということはとても重要なのですが、この法則を知っていると大体その予測は当たります。

単純なことですが、こういった経験と知識を積み重ね、最高の瞬間を捉える努力をしています。

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