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エンドロール撮影の限界

うちでは少し似ている撮影プランが2つあります。今日はそのプランの違いと、少しのこだわりをご紹介させて頂こうと思います。

「ショート」プランと「エンドロール」プランの違い

どちらもご結婚式当日の1日を撮影します。そして新郎新婦にお届けするのはBGM1曲をベースにした長さの映像。その違いは、そうエンドロールは当日に「撮影と編集を終える」ということ。撮ったその場で編集を進めていくため、撮影時にはそれほど多くのシーンを録画できません。これは、撮影時に後で使うかどうかわからないシーンをあれもこれも撮っていたら、編集の段階で時間がなくなってしまうため。撮影時にある程度編集の内容を考えた適度な尺の収録が必要です。エンドロールの撮影では「いかに必要なシーンのみを的確に撮影するか?」その見極めがとても重要。一方、後でゆっくり編集作業が行える「ショート」プランの方は、余裕を持った撮影、長回し(長時間録画)ができます。

そういった違いで映像の何が変わるんでしょうか?

映像の長回し(長時間録画)ができると、「意外なシーン」を拾えたりするんです。ここがドキュメンタリー撮影の面白いところ。ご結婚式当日はリアルなドキュメントですので、いくら披露宴の進行が決まっていたとしても、いくら予測をきかせて待ち構えていたとしても、カメラマンの予想のできない展開があります。そしてそういったシーンが魅力的だったりします。やはり常に被写体のそばにいて、まずはより多くのシーンをカメラに収めるということが物語のリアリティを高める要素だと感じます。

もちろん、エンドロールも出来る限りそういった偶然のリアリティを捉えられるように努めていますが、やはり当日編集という制約がある限り、後日じっくり編集する環境にはかないません。

最近、どこでもエンドロールの撮影が多くなってきていますね。エンドロールのコモディティ化。もし、今あるエンドロールの映像の「リアリティ」に疑問をお持ちなら、その撮影方法と「限界」もご理解頂き、ドキュメンタリー撮影のご検討もお勧め致します。

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